監督: 澤井信一郎
出演: 松田聖子、桑原正、島田正吾、樹木希林
映画「野菊の墓」はその美しい映像と感動的なストーリーで多くの観客を魅了した作品です。映画の主題歌は主人公を演じる松田聖子さんが歌いました。
この記事では映画「野菊の墓」の見どころや魅力などについて解説し、視聴者の口コミをまとめております。類似と思われる作品についても、いくつかピックアップしているので、ご興味のある方はぜひ参考にして下さい。
深い人間愛に満ち、心に残るシーンが数多く散りばめられている本作。その中でどの瞬間が特に印象に残ったのか、どの部分が評価されているのか、一緒に見ていきましょう。
映画「野菊の墓」の見どころは?
映画「野菊の墓」は、伊藤左千夫の同名の小説を原作とした日本映画で、1981年に公開されました。この映画は、松田聖子の初主演作品であり、澤井信一郎の初監督作品でもあります。
まず、主演の松田聖子が演じる「民子」の存在が大きな魅力の一つです。彼女の初々しい演技と、映画の中で見せる純真な表情は、観る者の心をつかみます。また、桑原正が演じる「政夫」もまた、映画の重要なキャラクターであり、彼の演技も見どころの一つです。
映画のストーリーは、15歳の少年と17歳の少女の淡い恋と、周りの大人たちの中傷で悲しい結末を迎えるまでを描いています。この古風な物語を、澤井監督は新人らしからぬ落ち着いた演出によって、しっとりと落ち着いた叙情的作品に仕上げました。
松田聖子が歌う主題歌
また、映画の音楽も大きな魅力の一つです。菊池俊輔が手掛けた音楽は、映画の雰囲気を高め、観る者の感情を揺さぶります。特に、松田聖子が歌う主題歌「花一色〜野菊のささやき〜」は、映画の印象を深く残す要素となっています。
このように、「野菊の墓」は、松田聖子と桑原正の演技、澤井信一郎の落ち着いた演出、菊池俊輔の音楽など、多くの見どころと魅力を持つ映画です。観る者の心に深く残る、感動的な作品と言えるでしょう。
映画「野菊の墓」を見た人の口コミまとめ
映画「野菊の墓」を見た人たちの口コミを簡単にまとめてみました。ざっと次のような感じです。
- 映画が終わった後もその感動がずっと続いた。
- 画像美と音楽が見事にマッチしている。
- 物語の終盤は涙なしには見られなかった。
- 人間の儚さと強さ、そして命の尊さを改めて感じさせてくれる。
映画「野菊の墓」に似ている映画は?
映画「野菊の墓」に似ていると思われる映画をいくつかピックアップしたいと思います。
おくりびと
映画「おくりびと」は、2008年の日本映画で、主人公が家族のために葬儀社で「納棺師」として働く姿を描いています。映画「野菊の墓」と共通するのは、死と向き合うことで人生の意味を見出すテーマです。両作品ともに、日本の美しい自然や文化が背景にあり、人間の感情を繊細に描いています。
いま、会いにゆきます
映画「いま、会いにゆきます」は、2004年の感動作で、愛する人との再会を描いた物語です。映画「野菊の墓」と同様に、愛と喪失の感情が中心にあり、観る者に深い感動を与えます。また、日本の四季の移ろいが物語に深みを加えています。
世界の中心で、愛をさけぶ
映画「世界の中心で、愛をさけぶ」は、若い男女の切ない恋愛を描いています。映画「野菊の墓」に似て、運命に翻弄される恋人たちの姿が描かれており、美しい自然と共に、人生の儚さや愛の力が表現されています。
映画「野菊の墓」みんなの感想・評価
映画「野菊の墓 (松田聖子主演)」を見た人たちの感想・評価です。
作品シナリオはしっかり
ニックネーム:さなだボンバイエ さん
評価:
名作文学をアイドル松田聖子を主演にして実写化したものです。原作を読んで涙したほどなので、作品シナリオはしっかりしています。
アイドルを起用することで安っぽくなるというような先入観は持ちがちです。わたしだってそうでした。
しかし松田聖子のあどけない演技、清純な感じはヒロイン民子を見事実写化したことに成功しています。愛し合う民子と政夫ははっきりとそれを口にしません。
政夫は自分は野菊が好き、民子は野菊のようだと言って花を例え話しにして遠回しに告白します。この純粋でウブな感じが憎いです。最後は悲しい恋の結末が待っています。
大人になった政夫が綺麗な夕陽をバックに涙を流しながら民子の墓に手を合わせるシーンは忘れられません。松田聖子の担当した主題歌「花一色」は名曲でした。
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まとめ
映画「野菊の墓」の見どころを解説し、実際に映画を見た人たちの感想や評価を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この映画は、深い感情を描くことに興味がある人、または人間の心情や社会の厳しさについて考えることが好きな人におすすめです。特に、松田聖子のファンや日本映画のファン、そして感動的なラブストーリーが好きな人には、この映画は大変魅力的でしょう。また、映画の音楽や映像美を楽しむことができる人にもおすすめです。
一方、アクションやスリルを求める人、または明るいエンターテイメントを好む人には、この映画はあまりおすすめできません。ストーリーは比較的静かで、悲しい結末に向かって進んでいきます。そのため、ハッピーエンドを好む人や、明るい気分で映画を楽しみたい人には、この映画は向いていないかもしれません。