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戦争の被害者は誰なのか

あぁたん さん

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主人公のせつことせいた。空襲で最愛の母親を亡くす。父親は兵隊として戦地へ行ってるので身寄りがなくなる。

親戚の家に2人でお世話になるがそこのおばさんがかなりキツイ。まだ幼い節子がオルガンを弾くと近所の人に何を思われると一喝してどんどん節子はおばさんが嫌いになる。

確かに仕事もしてないし、せつことせいたが増えても配給が少ないのもわかるが、幼い節子に汁ばっかりの雑炊は可哀想だ。まだまだ母親の温もりも必要なのに、それすらしないおばさんに個人的に腹が立ったのをよく覚えてる。

あまりにおばさんの家での居心地が悪いため2人で家を出て、トンネルの様な場所で新しい生活を始める。初めは楽しそうな2人。

でも現実は残酷でどんどん貧しくなり遂には亡くなってしまう。戦争を知らない私には誰が被害者なのか本当に分からなくなった。

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