戦時中の悲惨さと兄の愛
さくら さん
私の祖父は兵隊として海外で戦った経験があり、幼い頃から戦時中の話を聞いていました。その時代を描写しているアニメを見たのはこの作品が初めてでしたが、祖父が話していた食生活や人の死についてリアルに描かれていると思いました。
親を亡くした14歳の清太が4歳の妹の節子を必死に育てている姿がとても切なく、節子が亡くなった時かごに入れて火葬するシーンには涙が溢れました。
自分一人生きるのも大変な中、体調を崩した節子に食べさせるため奔走したのに今度は孤独と向き合わなければいけない彼の様子に、いたたまれない気持ちになりました。
私は、普段文句ばかりを言って過ごしていますが、食べ物や着る物に困らない今の時代がいかに幸せなのかを痛感しました。