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塚本監督らしい個性的な時代劇でした

mori さん

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タイトルバックがうねるような冒頭からハイテンションで、グッと引き込まれました。静謐な主人公も穏やかで冷徹な剣豪も、この時代の当然の常識のように剣で世の中を変えるということを口にするけれど、それにはまるで現実味が感じられず、身近な村の中で繰り広げられていく現実の殺人の生々しさに圧倒され、次第に狂気じみた世界に取り込まれていきます。

絶望的なラストシーンから、人を殺すということの悲劇が強く伝わってきました。静かで知的な雰囲気から一転して狂っていく池松壮亮、穏やかさが恐ろしい塚本晋也、何よりラストの声にならない叫びが心に残る蒼井優、何度も見ている俳優さんたちばかりなのに、見たこともないような壮絶な表情をしていて圧倒されました。塚本監督らしい、個性的な時代劇でした。

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