映画「駆込み女と駆出し男」の舞台となったお寺は?見どころ・感想

監督: 原田眞人
出演: 大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、樹木希林

映画「駆込み女と駆出し男」は、江戸時代の女性たちの苦悩と希望を描いた人情時代劇です。主演の大泉洋と戸田恵梨香が、ユーモアを交えながら繊細な演技を披露し、観る者の心を温めます。

この記事では、その見どころ、感想、そして評価などについて語りたいと思います。また、舞台となったお寺やロケ地についても解説します。この記事を通じて、映画の魅力を再発見していただけたら幸いです。

映画「駆込み女と駆出し男」の見どころは?

映画「駆込み女と駆出し男」は、原田眞人監督による日本映画で、主演は大泉洋です。この映画は、井上ひさしの小説『東慶寺花だより』を原案とした作品で、江戸時代の幕府公認の縁切寺とされた神奈川県鎌倉市の東慶寺を舞台にしています。

この映画の魅力は、それぞれに事情があり、それぞれ苦しみや悲しみを背負って生きてきた女性たちが、周りの人々の支えを借りながら、自分の人生とじっくりと向き合い、やがて新しい人生を踏み出していく様子が、四季折々の美しい風景と共に描かれている点です。

また、そんな女性たちに絶妙な距離で寄り添い、手助けをしていく主人公の実直さにも、非常に好感が持てます。

キャストについては、主人公の中村信次郎役を大泉洋が、じょご役を戸田恵梨香が、お吟役を満島ひかりが、戸賀崎ゆう役を内山理名が、法秀尼役を陽月華が、おゆき役を神野三鈴が、重蔵役を武田真治が、鳥居耀蔵役を北村有起哉が、三代目柏屋源兵衛役を樹木希林が、堀切屋三郎衛門役を堤真一が演じています。

この映画は、安っぽくもなく安易ではないストーリー、映像としても丁寧、少しの笑いも織り込んでもいる。飽きさせず、でも品のある展開。キャストも充実していて、役者の方々の力を実感もできたと評価されています。

映画「駆込み女と駆出し男」は、女性たちの人生の新たな出発を描きながら、主人公の実直さと、豪華なキャスト陣による演技力を堪能できる映画です。その魅力と見どころは、人間ドラマの深さと、四季折々の美しい風景、そして豪華なキャスト陣による演技の見事さにあると言えるでしょう。

映画「駆込み女と駆出し男」の舞台は?

映画「駆込み女と駆出し男」は、鎌倉・東慶寺が舞台となっています。東慶寺は、江戸時代には多くの女性が離縁を求めて駆け込んだことから「縁切寺」と呼ばれていました。

このお寺は現在でも存在しておりますが、ロケを行ったのはこの寺ではありません。では、ロケ地はどこなのでしょうか。ロケが行われたのは、兵庫県姫路市の円教寺です。円教寺は映画「ラストサムライ」のロケにおいても使用されました。

映画「駆込み女と駆出し男」を見た人の口コミまとめ

映画「駆込み女と駆出し男」を見た人たちの口コミを簡単にまとめてみました。ざっと次のような感じです。

  • 大泉洋の主演に好感が持てた。
  • 樹木希林の演技が素晴らしかった。
  • 井上ひさしの原作を映画化したストーリーが面白かった。
  • 時代背景とキャラクターの描写が鮮やかであった。
  • 映画のテーマである「新たな人生の始まり」に共感した。

映画「駆込み女と駆出し男」を見た人たちの口コミを見ると、丁寧に作られた秀作であると評価されています。安っぽくもなく安易ではないストーリーや、映像の丁寧さ、適度な笑いなど、飽きさせずに品のある展開が高く評価されています。

また、キャストの充実も好評で、駆込み女と駆出し男の人生の新たな出発を手助けする物語が感動的に描かれていると感じられているようです。

映画「駆込み女と駆出し男」に似ている映画は?

映画「駆込み女と駆出し男」に似ていると思われる映画をいくつかピックアップしたいと思います。

おくりびと

2008年に公開された「おくりびと」は、日本アカデミー賞を受賞した感動作です。この映画は、人生の終わりと新たな始まりを描いており、「駆込み女と駆出し男」と同様に、人生の転機を扱っています。主人公が新しい職に就き、人々の最後の旅立ちを美しく演出する仕事を通じて成長していく様子が描かれています。

たそがれ清兵衛

山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」は、2002年に公開された時代劇で、静かな人情ドラマが展開されます。この作品も「駆込み女と駆出し男」と同じく、江戸時代を舞台にしており、主人公の内面の葛藤や成長が丁寧に描かれています。

いま、会いにゆきます

2004年に公開された「いま、会いにゆきます」は、愛する人との再会を描いた感動的な物語です。この映画は、「駆込み女と駆出し男」における人々の再出発というテーマと共鳴し、失われた愛を取り戻す旅を描いています。

映画「駆込み女と駆出し男」みんなの感想・評価

映画「駆込み女と駆出し男」を見た人たちの感想・評価です。

評価の平均:4.0 4.0 (1件)

鉄板と言える「ダメな男」

ニックネーム:kanaeno さん

評価:4

幕府公認の縁切寺であった神奈川県鎌倉市の東慶寺を舞台に痴情のもつれに苦しむ男女が奮闘していく物語です。

台詞回しが大変独特で、特に主演の大泉洋さんが大奥からの追っ手を追い返す際に頓知を効かせながら言い争いをする様は圧巻で、こちらも力を入れて見入ってしまうほどです。

内容としては妻から離縁を突き付けられないこの時代、最後の手段として東慶寺に逃げ込む女性たちの奮闘を描いているもの。

鉄板と言える「ダメな男」に引っかかって大変な思いをする受け身の女性だけを描いているのではなく、悲恋に苦しみ想像妊娠をしてしまうものや、改心した夫が頭を下げに来たところをきっぱり断るものがいたり、自らの死期を悟り内縁の夫と別れるために逃げ込むものがいたりと、思いの強い女性・芯の強い女性も鮮やかに描かれており涙無しには見られない内容でした。

夫婦生活や恋人との関係性がうまくいっていない方は、是非こちらの映画をみてリフレッシュしてみてください。

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まとめ

映画「駆込み女と駆出し男」の見どころを解説し、実際に映画を見た人たちの感想や評価を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この映画は、大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりといった豪華キャストが揃っており、彼らの演技力を堪能できる作品です。また、人情時代劇としてのストーリー展開や、映像美、音楽なども評価されています。

したがって、豪華キャストの演技を楽しみたい方や、人情時代劇が好きな方におすすめです。一方、早口の台詞や古風な言葉遣いが特徴的であるため、理解するのが難しいと感じる方には向かないかもしれません。

また、一部のレビューでは、映画の長さや地味さを指摘する声もありました。そのため、アクションやスリルを求める方にはおすすめできません。全体的には、じっくりとした人間ドラマを楽しむことができる作品です。