監督: 宮崎駿
声優: 松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、小林薫
映画「もののけ姫」は、自然と人間、伝統と進歩の独特なバランスを描いた宮崎駿の作品です。
緑深い森と鉄の街、そしてそこに生きる人々と神々。相反する存在たちの葛藤と、深いメッセージを込められた物語は、公開から数十年経った今でも多くの人々を魅了し続けています。
この記事では映画「もののけ姫」の見どころや魅力などについて解説し、映画を視聴したひとの口コミをまとめております。類似と思われる作品についても、いくつか紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
映画「もののけ姫」の見どころは?
「もののけ姫」は、宮崎駿監督によるスタジオジブリの長編アニメーション映画で、1997年に公開されました。
この映画は、宮崎駿の魂が取り憑いた力作と評され、生命の強さと儚さ、対立する自然と文明、荒ぶる神々と人間の戦い、善と悪の価値観だけで計れない複雑な人間模様を描いています。また、シシ神の森の如く深淵に続く物語の奥深さが見どころの一つです。
主人公のアシタカ役は松田洋治さんが、ヒロインのサン役は石田ゆり子さんが演じています。また、エボシ御前役は田中裕子さん、ジコ坊役は小林薫さん、甲六役は西村雅彦さん、ゴンザ役は上條恒彦さん、モロの君役は美輪明宏さん、ヒイ様役は森光子さん、乙事主役は森繁久彌さん、トキ役は島本須美さんがそれぞれ担当しています。
映画のキャッチコピーは「生きろ。」で、これは宮崎駿監督の強いメッセージ性を反映しています。また、この映画は14万枚以上もの作画枚数で製作され、その規模とクオリティはスタジオジブリの制作体制そのものを刷新する結果となりました。
このように「もののけ姫」はただのアニメーション映画ではなく、深いテーマとメッセージを持つ作品となっています。視覚的な美しさだけでなく、その背後にある深い思想や哲学に触れることができるのが、「もののけ姫」の大きな魅力と言えるでしょう。
映画「もののけ姫」を見た人の口コミは?
映画「もののけ姫」を見た人たちの口コミをまとめてみました。ざっと次のような感じです。
- 自然と人間の摂理を描く深い作品。
- アシタカの気高い生き方が素晴らしい。
- 久石譲の音楽が至福の時間を与えてくれる。
- 多様性を問うテーマが考えさせられる。
- 生きることの大切さを訴えるメッセージ性が強い。
映画「もののけ姫」に似ている映画は?
映画「もののけ姫」に似ていると思われる映画をいくつかピックアップしたいと思います。
風の谷のナウシカ
映画「風の谷のナウシカ」 は、宮崎駿の別の作品で、自然と人間の共存をテーマにしています。大自然とテクノロジーの対立、そしてそれらを超えて理解し合うことの大切さを描いています。
銀色の髪のアギト
映画「銀色の髪のアギト」 は、自然と人間の対立というテーマを扱っており、「もののけ姫」と同じようなテーマを持っています。また、人間が自然を破壊し、その結果として自然が人間に反撃するというストーリーも、「もののけ姫」に通じる要素があります。
映画「もののけ姫」みんなの感想・評価
映画「もののけ姫」を見た人たちの感想・評価です。
現代にも通じる問題提起を感じた作品。
ニックネーム:きら さん
評価:
呪いを解くために旅をするアシタカと、山犬に育てられた少女サンを通して、文明と自然との共存を考えされた作品です。
サンは山犬に育てられ、自然を守ろうと、タタラ場を作り、自然を崩壊させるエボシと対立しています。
最初の方はエボシは自然を壊し、自分の利益になることしかしない非情な人だと思っていたのですが、アシタカが村を案内して貰っている時に、街の売られた女の子や病気で誰からも相手にされない人に対しても、他の人同様に気にかけてあげている事を知り、物事には色々な面があるんだなと思いました。
無下に自然を破壊してはいけないと思いながらも、破壊しなくてはいけない事実もあり、人と自然が共存する未来を探る最後の結末には涙が出ました。
動物と生きる少女
ニックネーム:ふう さん
評価:
テレビでとても話題でいつも再放送されまくる作品で大人気の作品だと思います。呪いかけられて村を追い出すとか酷いと思いました。
オオカミに育てられた少女がなにげに可愛いかったです。たまに現実世界でも動物に育てられたとかいうけどリアルに感じます。
人間と動物とのバトルがすごくリアルで可哀想に思えました。途中で流れる音楽がすごくあってて最高だと思います。
少女が少年に間接でメシを食わせるシーンは優しいなと思いました。オオカミの執念は怖いなと思いますた。イノシシの軍団があんなに襲ってきたら一瞬でやられてしまいます。
家族で見るのがとてもいいと思います。子供から老人まで見て楽しいと思います。アニメに興味がない人はオススメしません。
どのシーンも・・
ニックネーム:レモン さん
評価:
もののけ姫が公開される前に特集番組をやっていて、絵や歌細かいところまで拘って作られている。
描かれた絵も一枚一枚手書きで今までで一番の枚数と言われていたのでとても観てみたくなりました。
映画館でみてもビデオで観ても迫力があり絵が凄く綺麗です。でも個人的にはジコ坊のシーンもう少し短くしてエボシの話を掘り下げて欲しかった。(←悪い奴だけどそこまで悪い感じはしないから)どんな人にでもオススメはしたいのですが、まだ話の内容が汲み取れない年齢の子とか考えると言う感情がない人にはオススメ出来ません。
みていてもただ話が分からないだけになるとおもいます。それから当時の作者や原作の方の裏話を見てから作品を見てみるのも面白いかもしれません。
かわいくて不思議な生き物が出てくる作品
ニックネーム:ババナ さん
評価:
この作品を見た切っ掛けは、米良美一さんの歌が印象に強く残っていたからです。劇場には行きませんでしたが、公開から1年後にビデオをレンタルして鑑賞しました。
そして、その内容ですが、迫力ある映像のひと言に尽きます。アシタカが暮らしていた村を襲った巨大な猪のタタリ神、このシーンから目が離せなくなったものです。
その後、村から旅立ったアシタカが各地を放浪する時も、道中で知り合ったジコ坊と食べていた味噌粥らしきものがとても美味しそうに見えました。
ジブリといえば千と千尋の屋台飯や、ハウルのベーコンエッグなど美味しそうな食べ物が毎回出てきますが、もののけ姫の味噌粥は今でもトップクラスに魅力を感じるものです。
また、この作品を代表するキャラクターとしてコダマという精霊がいます。いつもとぼけた表情をしていて、人間の真似をしたり、顔をカラカラ揺らしたりしているところがかわいらしい。
ヤックルも愛くるしい存在ですが、このコダマもなかなか良い味を出していました。
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まとめ
映画「もののけ姫」の見どころを解説し、実際に映画を見た人たちの感想や評価を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この映画は、深いテーマやメッセージ性に興味がある方、自然と人間の関係性を考えることが好きな方、またはアニメーション映画の美術や音楽に感動することが好きな方におすすめです。特に、宮崎駿監督の作品やスタジオジブリの映画が好きな方には、その独特の世界観やメッセージ性を楽しむことができるでしょう。
一方、アクションやコメディなどのエンターテイメント性が高い映画を好む方、または明確な善悪の対立やハッピーエンドを求める方には、この映画は必ずしもおすすめできません。また、「もののけ姫」は深いテーマを扱っているため、子供向けのアニメーションを期待している方には、その内容が難しいかもしれません。