映画「ハウルの動く城」の感想・評価・見どころは?似ている作品は?

監督: 宮崎駿
声優: 倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也
映画「ハウルの動く城」は、宮崎駿監督の手による、魔法と恋愛が絡み合った壮大なファンタジー作品です。
この記事では、その見どころなどについて解説し、見た人の感想、評価についても取り上げたいと思います。映画「ハウルの動く城」に似ていると思われる映画作品もいくつかピックアップしているので、ご興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

映画「ハウルの動く城」の見どころは?

映画「ハウルの動く城」は、スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション映画で、宮崎駿監督が手がけました。この映画は、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としています。

主人公のソフィーは、倍賞千恵子さんが声を当てています。彼女は18歳の少女から90歳の老婆までの変化を見事に演じています。一方、美青年の魔法使いハウルの声は木村拓哉さんが担当し、その美しさと見栄っ張りながらも臆病な一面を見事に表現しています。

荒地の魔女の声は美輪明宏さんが、火の悪魔カルシファーの声は我修院達也さんが、そしてハウルの弟子の少年マルクルの声は神木隆之介さんがそれぞれ演じています。

物語は、呪いで老婆にされた少女ソフィーと魔法使いハウルの奇妙な共同生活を描いています。ソフィーとハウルの心が通じ合い、互いに成長していく様子は、視聴者に「弱い自分と向き合う大切さ」を教えてくれます。また、物語の中には「戦火の恋」を柱としたテーマが織り込まれており、戦争の悲惨さと愛の力を描いています。

映画の見どころは、その美しい作画と音楽、そしてキャラクターたちの存在感です。宮崎駿監督の描く世界は、細部にこだわった作画と、物語のクライマックスに向けて存在感を増すキャラクターたちの描写が感動的で、何度でも観たくなる作品です。また、豪華な声優陣によるキャラクターたちの演技も見所の一つです。

映画「ハウルの動く城」は、その壮大なファンタジー世界と、人間の成長や愛情を描いた物語、そして個性的なキャラクターたちが織りなすドラマが魅力の作品です。この映画は、アニメーション映画の可能性を広げ、視聴者に深い感動を与える作品となっています。

映画「ハウルの動く城」を見た人の口コミは?

映画「ハウルの動く城」を見た人たちの口コミをまとめてみました。ざっと次のような感じです。

  • ハウルの魅力的な声が印象的だった。
  • 宝物のような映画で、心に残るセリフがたくさんあった。
  • 自由に生きることこそ幸せだというメッセージが素晴らしい。
  • キャラクターたちが潔良い性格で、カルシファーや荒地の魔女などもかわいらしい。
  • 音楽や情景も美しい。

映画「ハウルの動く城」に似ている映画は?

映画「ハウルの動く城」に似ていると思われる映画をいくつかピックアップしたいと思います。

すずめの戸締まり

新海誠監督の作品「すずめの戸締まり」は、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」と比較されることがあります。具体的には、主人公の男性キャラクターが黒髪ロングの髪型である点や、ヒロインによって救われるストーリー、そして「ドア」を開けると別世界に繋がるという設定が共通しています。しかし、物語のテーマは全く異なり、「すずめの戸締まり」は「災害」をテーマに制作されています。

美女と野獣

ディズニーの作品「美女と野獣」は、「ハウルの動く城」の舞台のモデルとなったフランスのアルザス地方が舞台です。両作品ともに、魔法やまじないをはじめとする超現実的な要素が含まれており、扉の役割が重なったのかもしれません。

天空の城ラピュタ

映画「天空の城ラピュタ」は、空飛ぶ城とロボット、そして少年と少女の冒険を描いています。ハウルの動く城と同じく、ファンタジーと冒険の要素が豊富に盛り込まれています。

映画「ハウルの動く城」みんなの感想

映画「ハウルの動く城」を見た人たちの感想・評価です。

評価の平均:4.6 4.6 (7件)

木村拓哉の声は違和感を感じた

ニックネーム:ピリ辛太郎 さん

評価:2

映画「ハウルの動く城」は、宮崎駿監督の代表作の一つであるが、原作との乖離が大きく、テーマが散漫である。

主人公のソフィーとハウルの恋愛も個人的には感情移入できないし、戦争の描写も説得力に欠ける。声優のキャスティングについても木村拓哉の声は違和感を感じた。アニメーションや音楽は美しいが、それ以外はあまり評価できない。

削除する

自分に自信の無い人へ

ニックネーム:ヒコ さん

評価:5

私が中学生の頃に公開された映画です。「ハウルの動く城」には「弱気な自分とどう向き合い生きて行くか」というテーマが込められていると思います。

主人公は荒地の魔女に老人の姿になる呪いをかけられてしまいますが、その呪いは主人公が眠っている間、つまり意識の無い間だけ効果を失っています。

これは、意識が覚醒している間の主人公の自信のなさが老婆の姿に反映されている、ということだと解釈できます。

その後、物語が進むにつれ主人公は若い姿のまま起きていられるようになります。その頃には、周りに弱ってしまった荒地の魔女や、傷ついたハウル、消えかけているカルシファなど、主人公が守るべき対象で溢れています。

そうして、責任感と自信を手にした主人公の呪いはいつのまにか解けており、ハウルと共に生きていく、というエンディングです。

削除する

きゅんきゅんする映画

ニックネーム:めいめい さん

評価:5

イギリスの小説を原作とした作品です。スタジオジブリの作品はどれも面白くて好きですが、ハウルの動く城は断トツで大好きです。

まず、主人公のソフィーがハウルと出会って空を歩くシーンはとってもロマンチックです。その後、ソフィーが荒地の魔女の呪いで老婆に変えられてからの、老婆なのに自信を取り戻しながらいきいきと頑張る姿がとても印象的です。

また、金髪ハウル、オレンジ髪ハウル、黒髪ハウルのそれぞれの性格や喋り方は見ものです。

ちなみに、ハウルがかっこよくてきゅんきゅんした女性は私だけでは無いと思います。2人の愛をメインとした作品だと思います。ただ、戦争の物悲しさ、虚しさを伝えるのにも意義のある作品ではないかな、とも思います。

削除する

ハウルの動く城の好きなシーン

ニックネーム:吉田敬三 さん

評価:5

ハウルの動く城を見た理由は当時大ヒットをしていたのでとにかく一度映画館で観たい!と思って足を運びました。

ハウルの動く城を観ているととにかくヒヤヒヤしてしまうようなシーンが多くあって、あっという間に終わってしまいました。こんなに集中して一瞬で映画が終わってしまうことなんて今まで経験したことがなかったです。

ハウルの動く城ですごく好きなシーンは火の悪魔であるカルシファーが目玉焼きとベーコンをフライパンで焼くシーンです。

このシーンで卵の殻を食べる時の殻を噛み砕く音やベーコンと目玉焼きを焼く音がものすごくリアルで大好きなシーンです。この映画は誰が観ても面白い映画だと思いますし、何回見ても楽しめるような作品だと思います。

削除する

原作とはちょっと違う。でもそこがいい!

ニックネーム:みかん さん

評価:5

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの原作とちょっとストーリーと設定が変わっています。

でもさすがジブリ。違和感のない良い作品に仕上げてくれています。(原作ファンですが、あの出来には満足しています)ハウルの精神的な弱さと、ソフィの自分でも気づいていない精神的な強さ。

二人合わせて生きて行くのに丁度良い強さとなる。描き方が上手かったです。また、映像もやっぱり綺麗!食べ物めっちゃ美味しそうです。

全員揃っての朝ごはんのシーンはお腹が空いてきます。空中散歩のシーンや、花畑のシーンなどはロマンチックで、女性にもオススメしたいシーンが満載です。

ハウルもイケメンですし、木村拓哉の声もマッチしています。一人で見るもよし。家族と見るもよし。オススメの映画です。

削除する

カルシファー、うちにも一人欲しい

ニックネーム:フローレン さん

評価:5

最初に劇場で観た時にはまずその前評判の高さやキャストさんの豪華さにわくわくしてました。

その期待の三倍以上の感動に翻弄されたのですが、二度、三度とリピートするうちに、物語の鍵となる存在の『火の悪魔』であるカルシファーにほれ込みました。

また、その周囲をぱたぱたと駆け回ってかいがいしく働いているハウルの弟子のマルクルとその声の主である幼い日の神木隆之介さんのお芝居と可愛らしさにきゅんきゅんして、大好きになりました。

壮大な物語ですが、ソフィーやハウルとともに囲む食卓はまるで疑似家族のようで、とても微笑ましく、そして何と言ってもベーコンや目玉焼きが何とも美味しそうで、目が釘付けになるのです。まるで画面から匂いが漂ってきそうなベーコンエッグ!

『ジブリ飯』という言葉もありますが、あの食べものの描写力は素晴らしいですね。物語のキャラクターたちが置かれた過酷だったりぶっ飛んでいる運命もひっくるめで、食べ物の前では等しく『生きている』という感じがしっかり描かれていて、とても好きなのです。

空を飛んでも、魔法を使っても、そんななかで彼らはあの家に帰ってきて、お風呂に入り、ご飯を食べて、ベッドで眠る。

そんな姿を見ると、自然に共感し、感情移入し、観ている側は気づくと物語の中に引き込まれていくんだろうな、と思うのです。カルシファー、うちにも一人欲しいです。

削除する

魔法の力と愛の力

ニックネーム:はちみつ さん

評価:5

木村拓哉さんが主人公ハウル役を務めるということで楽しみにしていました。

動く城の見た目が気持ち悪く感じましたが、複雑な構造が面白く自分も乗ってみたいと思いました。我修院達也さんの独特な声がカルシュファーというキャラクターをより魅力的にしています。

カルシュファーが薪ではなくベーコンを食べてエネルギーにしたシーンでは、カルシュファーは火なのにベーコン食べられるんだと子供と一緒に呟いてしまいました。

若くなったり年をとったりする魔法に興味を持っていましたが、荒地の魔女が潰れたような容姿のお婆ちゃんに戻った時は、衝撃的で少し怖かったです。

ソフィーが危険に晒されるとどこからともなくハウルが助けに来たり、ハウルが落ち込んで手が付けられない時にはソフィーが助けてあげたりする関係が素敵だと思いました。

最後のシーンで二人がお互いの愛を確認し合い魔法が解けた瞬間、私も幸せな気分になりました。

削除する

レビューを投稿する

まとめ

映画「ハウルの動く城」の見どころを解説し、実際に映画を見た人たちの感想や評価を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この映画は、ファンタジーとロマンスが好きな方、または深いテーマを探求する物語が好きな方におすすめです。特に、宮崎駿監督の作品やスタジオジブリのアニメーションが好きな方には、その美しいビジュアルと音楽、そして心に響く物語が楽しめるでしょう。また、声優の演技に興味がある方にもおすすめです。

一方、この映画は、現実主義的なストーリーや直線的なプロットを好む方には必ずしもおすすめできません。物語はファンタジーの世界を舞台にしており、一部の視聴者には抽象的すぎるかもしれません。

また、戦争のテーマが含まれているため、そのような重いテーマが苦手な方には向いていないかもしれません。しかし、それらを乗り越えて視聴する価値は十分にあると思います。