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ズル賢い「公認会計士」のやり取りが面白い映画。

Kua さん

5

この映画、ロバート・デニーロ作品では、喜劇性が高いと有名なので見ました。とても面白かったです。

ニューヨークでマフィアの金巻き上げた「公認会計士」を、捕まえてロスまで連行する、それも飛行機を利用したらわずか数時間なのに、この公認会計士(C・グローデイン)は、「飛行機恐怖症だ!」と言って、飛行機の中で暴れる。仕方なく、デニーロはレンタカーを使って、この公認会計士をロスまで連行することにする。

でも、ロスまで連行するのに、「お金」が、とにかくない。また、FBIが襲ってきたり、とにかく大変な連行事件となってしまう。

実はこのこの公認会計士、飛行機のライセンスを持っていて、途中で見つけた飛行機で「逃げよう」とする。これを防ごうとするデニーロ、やっと公認会計士のズル賢さに気が付く。

デニーロは、バツ一の元刑事で、車での逃避行中、別れた元妻の実家へ訪れて、わが娘に久しぶりに再会する。ちと感動したCグローデイン。

お金がないので、道の駅みたいなコンビニに押し入り、デニーロの元刑事用の警察バッチを取り上げて、「連邦警察官だ、これから『現金実査』をする(現金の有高を確かめる会計士用語)と」そこで実査で検出した現金を、「連邦警察官としての実査であるので、証拠として『一時持ち帰る』と。

もちろんそんなことはあり得ないけれど、Cグローデインの迫力に、コンビニ店員もダマされてしまう。ウソが上手いアメリカの公認会計士の特徴?をよくとらえている。

最後、無事ロスまで連行したデニーロにはもうバウンテイの権利はなかった。でもこの公認会計士、デニーロの家庭不幸を見ていて、「マフィアから巻き上げたお金を、譲ってあげる」と、体に隠していた現金をデニーロに最後譲ってやる。

アクションが結構多く、退屈しない。監督はビバリーヒルズコップのマーチンブレスト、この映画は日本人向けに作られたハリウッド映画だそうで、近年のハリウッド映画でもかなりの秀作だと思う。

ラストシーンが印象的。お金をデニーロに渡したグローデイン、さっと消えてしまう。アメリカンニューヒーロー的な面白さある、おススメの映画です。

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