監督: 宮崎駿
声優: 田中真弓、よこざわけい子、初井言榮、寺田農、永井一郎、常田富士男、神山卓三、安原義人、亀山助清
宮崎駿監督の不朽の名作「天空の城ラピュタ」は、幻想的な冒険と深いメッセージを秘めたアニメーション映画です。
浮遊する島、ラピュタの伝説を追い求める少年パズーと謎多き少女シータの旅を描きます。彼らは、失われた文明の遺産を巡り、貪欲な政府軍と海賊たちとの間で繰り広げられる壮大な戦いに巻き込まれていきます。友情と勇気、そして人間と自然の共存の重要性を教えてくれる、心温まる作品です。
この記事では映画「天空の城ラピュタ」の見どころや魅力などについて解説し、視聴者の口コミをまとめております。映画「天空の城ラピュタ」と類似していると思われる作品についても、いくつかピックアップしているので、ご興味のある方はぜひ参考にして下さい。
映画「天空の城ラピュタ」の見どころは?
映画「天空の城ラピュタ」は、スタジオジブリが制作した日本のアニメーション映画で、宮崎駿監督の長編アニメーション映画第3作です。この映画は、美しい空中都市ラピュタの描写や主人公たちが乗る飛行石のカッコよさ、パズーとシータの友情が物語の鍵を握る感動的な展開など、多くの見どころがあります。
主人公のパズー(声:田中真弓さん)は、シータを守るために日常を捨て、困難に立ち向かう姿勢がかっこよくて、応援せずにはいられません。ヒロインのシータ(声:横沢啓子さん)も、正統派ヒロインで可愛いですが、男女問わず憧れる魅力を持っています。
クライマックス、ムスカに拳銃を突きつけられて追い詰められたときですら、堂々と「あなたはここから出ることもできずに私と死ぬの」と言い放つ彼女の強さには脱帽です。
海賊のドーラ(声:初井言榮さん)は、ダメな息子は蹴飛ばすが、見込みがあると思ったら力になる、パズー達の“母親”的な存在です。特に、シータを助けに行くパズーに発した「40秒で支度しな」は名言と名高いですよね。
他にも「二度とここへは戻れなくなるよ? 覚悟のうえか?」と彼を試し、一瞬で彼の覚悟を見きわめた判断力には、かっこよすぎて痺れます。
そして、悪役のムスカ(声:寺田農さん)。 「人がゴミのようだ」でお馴染みの残忍な一面を持ちながら、飛行石の光で「目がぁ、目がぁ~!」とうろたえるお茶目さが、滑稽にも見える役どころです。ほぼ全てのセリフがネット上でネタにされており、寺田農の深みのある声も相まって、愛すべき敵キャラとなっています。
映画の冒頭では、飛行石を狙うドーラ一家の襲来、シータのそばのムスカの怪しさ、そしてシータのペンダントに注目させ、物語の重要な要素を簡潔にまとめあげています。ストーリーにも中だるみが一切なく、ドーラ一家や、ラピュタの科学力を狙った軍隊とのアクションシーンは、ハラハラドキドキの連続です。
言葉にできないほどの美しさと、ミステリアスな雰囲気を放つ空に浮かぶ島・ラピュタ。詳しい説明がされなくても、ただそこにあるだけで歴史を感じ、城の奥に隠された文明レベルの高さに圧倒されます。
映像・音楽・キャラクター・ストーリー、どれをとっても最高レベルの完成度で、何度も見たくなる面白さが詰まった、日本が誇る名作映画です。主題歌『君をのせて』は、映画のクライマックスを彩り、作品の感動をいつまでも胸に留める名曲です。
映画「天空の城ラピュタ」を見た人の反応は?
映画「天空の城ラピュタ」を見た人たちの反応をまとめてみました。ざっと次のような感じです。
- パズーのかっこよさとシータの純粋さが魅力的。
- 物悲しいが希望のある設定が素晴らしい。
- 映像美が圧倒的で、ワクワクする冒険が魅力的。
- 人間の考えの対立がテーマで、名言が多い。
- スタジオジブリの中でも1番面白い作品の1つ。
映画「天空の城ラピュタ」を見た人たちの口コミを見ると、多くの視聴者がその冒険的な物語と映像美に魅了されていることがわかります。宮崎駿の創造した世界への没入感と、キャラクターたちの魅力が高く評価されています。また、作品の持つ希望とロマンス、人間と自然の共生に関する深いメッセージが、幅広い年齢層の心に響いているようです。
映画「天空の城ラピュタ」に似ている映画は?
映画「天空の城ラピュタ」に似ていると思われる映画をいくつかピックアップしたいと思います。
未来少年コナン
宮崎駿が監督を務めたアニメ「未来少年コナン」は、大災害後の世界を舞台にした冒険物語です。ラピュタと同じく、主人公コナンが壮大な自然の中で、失われた科学の力と対峙しながら、新たな生き方を模索します。テレビアニメで放送されていましたが、映画版もあります。
スチームボーイ
映画「スチームボーイ」は、宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」に似た展開を持つ作品です。主人公が冒険に巻き込まれ、空中を自由に飛び回る乗り物や、空中に浮かぶ不思議な建造物が登場するなど、「天空の城ラピュタ」と共通する要素が多く見られます。両作品とも、科学技術と冒険が融合した物語展開が特徴的です。
ハウルの動く城
スタジオジブリ作品の「ハウルの動く城」は、「天空の城ラピュタ」と同じく宮崎駿監督による作品です。魔法の世界を舞台に、主人公のソフィーが冒険を繰り広げる物語です。両作品とも、空を自由に飛び回る乗り物や、空中に浮かぶ不思議な建造物が登場するなど、空想的な世界観が共通しています。
映画「天空の城ラピュタ」みんなの感想・評価
映画「天空の城ラピュタ」を見た人たちの感想・評価です。
シータが可愛すぎる
ニックネーム:イカロス さん
評価:
宮崎駿の世界観が見事に現れたジブリならではの壮大なスケールとファンタジー性を感じさせる作品で、スリルが溢れていて素晴らしい仕上がりになっていると思います。
そして父親の夢を信じて天空に浮いているラピュタを巡って、軍や海賊と三つ巴の争奪戦を繰り広げるパズーがまずは格好良いです。ラピュタ人で王女であるシータの為に、全てを捨てて海賊になり、死に物狂いで頑張る姿が格好良すぎます。
そして、そのシータが健気で可愛すぎます。幼い感じがしますが、ドーラの洋服を借りてきたときは色気もあり最高です。
また権力や財宝に目がくらんだ人々が幼い子供を食物にしている感じがあり、何が正義かがわからなくなり、メッセージ性もとても強いと思います。
日本を代表する冒険活劇アニメ
ニックネーム:あき。 さん
評価:
80年代半ばから後半のアメリカは「インディー・ジョーンズ」シリーズや「グーニーズ」「ネバーエンディングストーリー」など冒険活劇の映画が流行していた時代。
日本でも「里見八犬伝」などがあったが、海外作品と比べたら製作費、クオリティ、リアリティーを表現するのに限界があった。
それをアニメで作品を描いたのが「天空の城ラピュタ」。細かい表現、色彩の描写はジブリ作品の今後の根幹となるスタイル。シータとパズーの少年少女と対峙する大人たち。やがて仲間となり共に行動を共にするドーラ一家。
そして最大の敵であり巨大な軍隊を率いるムスカが残忍、非道で私欲しかない冷徹な男を表現。この作品以降のアニメ、ドラマにも多大な影響を与えさらに清々しいまでの高揚感とエンディング。
公開当時は映画オリジナル作品ということで興行収入は苦しんだが、定期的にテレビで放送され公開から30年以上経った今でも国民的なアニメ映画作品として、これからも国内外に愛される作品だと思います。
主人公の二人がとても素敵
ニックネーム:まき さん
評価:
小さい頃から何回も観ていて、セリフも覚えてしまった程です。小さな子供でも分かるような内容ですし、難しい言葉も出てこないので、とても見やすいと思います。何より主人公のパズーとシータがかっこいいし、可愛いです。
どちらも素直な少年と少女で、二人の人柄にどんどん仲間が増えて、打ち解けていく所が素敵です。敵船から落ちる所から始まり、パズーの家に降り、そこでパズーの父親がラピュタを見た、という事を知る所から冒険が始まります。
出会いからドキドキしました。1番好きなシーンはパズーとシータがドーラの飛行船に乗っていくところです。ドーラの息子達も面白く、敵だと思っていた人達が仲間になってゆく。
そしてラピュタに向かい、敵を倒すだけかと思いきや、ラピュタを滅ぼしてしまう。最後までドキドキしながら見れます。4歳の娘が居て、ジブリ映画ならトトロを見ていますが、次にラピュタを見せたいと思います。
パズーの男らしさがかっこいい
ニックネーム:ちゃむし さん
評価:
この作品は子供の頃から大好きで、大人になっても変わらず見たくなります。ストーリーもコミカルな部分もあって面白く楽しいし、キャラクターも個性的なところが好きです。
パズーがシータを助けたところから、ついニヤニヤしながら見ちゃいます。どんなに敵から追われても、シータを守る姿が本当にかっこいいです。すごく頼もしいし、パズーは男らしいなと思います。
特に印象的なシーンは、パズーがドーラー家と一緒になってシータを救出するところです。ハラハラするシーンでもありますが、パズーがシータと叫んでから助けるところは感動します。
大人になって見ると、ラピュタの良さに改めて気づけるし、パズーとシータはとてもいい子たちだなと感じる映画です。
シータの正体が謎
ニックネーム:いも さん
評価:
シータが突然空から落ちてきたのに、なぜか体がふわふわと浮きながら地上に降り立ってきたので、物語スタートからとても興味深かったです。
パズーが偶然シータを助けたことによって仲良くなりましたが、飛行石という不思議な石を持っているお蔭でシータは命を何度も狙われてしまったので、とても怖かったです。
子供ながらに男らしいパズーに惚れてしまいそうになるほど、シータを守るシーンが大好きです。空の上に、ラピュタという城があることに大変驚きました。
シータはそこの子孫だったので飛行石を持っていたわけですが、よくよく考えるとシータは人間ではなかったのかもしれないと何度も思ってしまいました。
スケールがとても大きく音楽も美しいので、誰もがこの映画を大好きになると思える映画だと思います。
何度観てもいつ観ても面白い!
ニックネーム:たま さん
評価:
天空の城ラピュタを初めて見たのは記憶にないくらい昔でした。記憶に残る頃にはもう何度も見ている作品です。幼い頃に見た感想は飛行石に憧れを持ち、私も飛んでみたいな、と思うくらいでした。
ですが大人になってから見るとムスカは自身の野望に満ちていて完全なる敵であることや、パズーや海賊達の優しさがあったからこそ乗り越えられた事などストーリーが面白いことに気づきました。
私が1番好きなシーンはやっぱり「バルス」と二人で言うところです。シータがパズーに耳打ちして教えるときには何故破滅しなかったんだろうとずーっと疑問には思っていますが。
どうやって破滅の呪文を教えたのだろう。シータの決断をパズーが受け入れてくれ、二人が世界を救ったシーンはいつでも思い出せます。
1番好きな登場人物は海賊のママ(おばさん)です。敵かと思えばとっても優しく、シータとパズーを我が子のように心配して面倒を見てくれる性格にとても魅力を感じます。
最後のシータを抱きしめるけれどちゃっかり宝石は奪っているシーンは面白く、とても微笑ましかったです。ストーリーがとても面白いので様々な年代の人も楽しめる作品だと思います。
懐かしい気持ちに浸っております
ニックネーム:メッシ さん
評価:
ジブリ作品は全て網羅していますが、個人的には初期の作品が大好きです。まあ、自分が子供のころに見ていたから、というのもあるとは思いますが・・。
中でも天空の城ラピュタは最高ですね。今見ても普通に感動しますし、小さいころに感じていたことや当時の思い出なんかも蘇ってきて、すごいノスタルジックな気持ちに浸れるんですよね。
ストーリー自体は、ありふれたものですが、なんだろう、絵のタッチであったり、挿入歌であったり、あとは、声優さんの迫力ある演技であったり・・。
こういった要素が絡み合った結果、時代に関係なく常に愛される作品として定着している気がします。海外でも人気があるようですしね。地上波で定期的に放送されていますが、そういう時は毎回欠かさずに視聴し、懐かしい気持ちに浸っております。
レビューを投稿する
まとめ
映画「天空の城ラピュタ」の見どころを解説し、実際に映画を見た人たちの感想や評価を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この映画は、冒険やファンタジーが好きな方、美しいアニメーションや深いメッセージ性を求める方におすすめです。また、宮崎駿監督の作品やスタジオジブリの作品が好きな方にも特におすすめです。
物語の中には、友情、勇気、冒険、愛、そして人間の欲望といったテーマが織り交ぜられており、それらを楽しむことができる方には、この映画は大いに楽しめるでしょう。
一方、現実主義的な視点を持つ方や、現代の社会問題に焦点を当てたドキュメンタリータイプの映画を好む方には、少々合わないかもしれません。また、アクションやスリルを求める方には、この映画は少し物足りないかもしれません。
それでも「天空の城ラピュタ」は、その美しいビジュアルと心に響くメッセージで、多くの人々を魅了する力を持っています。