愛と正義に生きる主人公の生き様
さなだボンバイエ さん
第二次世界大戦下、運命の地カサブランカで起こる愛の物語を映し出しています。戦争、スパイ、亡命など血なまぐさい用語がとびかう1940年代で起こる話です。この時には生まれていない私としては歴史を学べる一作でもありました。
ハンフリー・ボガート、通称ボギーが演じた主人公は酒場のオーナーをしながらも弱気立場の亡命者を助けたりもします。愛する女を逃がすため、恋敵に彼女を譲ってまで彼は奔走します。
愛と正義に生きる主人公の生き様に男を、正しき人間の姿を見ました。本気で格好よいです。
酒場でピアノ弾きが演奏する名曲「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」にも酔いしれました。そして何と言っても一番心に残るのは本作が産んだ映画史に残る名セリフ「君の瞳に乾杯」です。真似したくなります。