観に行って大正解でした
ガランド さん
queen世代ではないのですが、タイトルにもなっている「ボヘミアンラプソディ」が好きなので興味を持ち、映画館に観に行きました。…が、やはり行って大正解でした!
とにかくライブシーンの迫力がすごい!音も映像も本物さなから、ライブ会場に居るかのようでした。ライブ中にアーティストとお客さんが歌でやりとりするという「交流」も、実はqueenが先駆者だったんだと感心しました。
その他にもqueenは新しい音楽を色々と取り入れてみたり女装してMVを撮影してみたりと、斬新な切り口で常に新しい事に取り組み続けていて本当に格好いいバンドだったんだなと改めて思いました。
音楽活動面では順風満帆だったにもかかわらず、フレディはバイセクシャルという事で最愛のメアリーを失い、信頼できるマネージャーや遂には家族だと言っていたバンド仲間とすら絶縁する事に…。
メアリーの家の隣に家を建て、メアリーの部屋に灯りを反射させるも返事がない…というシーンは本当にフレディの寂しさを物語っていました。
そして印象的だったのはメアリーが別の男性との子供を妊娠していると告げるとフレディは「なんという事だ…」と言ってしまう。そこでメアリーは怒ってしまうが、仕方ないと思います。あの一言にフレディの深い悲しみや絶望が詰まっていたと思います。
こんなにもフレディに必要とされているんだから、一緒にいてあげればいいのにと思ってしまいますが…やはり自分だったらと考えるとそれも難しいかもしれないですよね。
でも、バンド結成当時からずっと一緒だったメアリーと最後まで結ばれて欲しかったと願うのは私だけではないでしょう。バイセクシャルでさえなかったら…何も失わずに済んだかも…もしかしてqueenはまだ健在で、今も歌っていたかも?なんてなんて思うと残念でなりません。
映画を観終わって、動画で本物の「LIVEAID」の映像を観ました。この時フレディはこういう状況で、こんな思いでこのステージに立っていたんだと思ったら感慨深くて涙が出て来ました。
これから映画を観る方がいらしたら、合わせて動画を観る事をお薦め致します。
ちなみにqueenの事をまるで知らなかった(実話だという事すら知らなかった)中学生の娘ですらこの映画よかった、もう一度観たいと言っていたので、どんな方にでもお薦め出来る映画だと思います。
ただ、音が素晴らしいので耳が敏感な方は、ライブシーンはボリューム小さめがよいかもしれませんね(笑)