期待して行ったのにその期待以上の作品
お土産は薔薇がいいの さん
エマ・ワトソン主演で実写化されたのが嬉しくて鑑賞したのですが、滅茶苦茶期待して行ったのにその期待以上の作品でした。
ディズニーのアニメで世界観が構築されているなか、焼き直しに留まらない新鮮な要素がたくさんです。モーリスがただの変人ではなく、娘思いの思慮深い父親になっていたことが地味に感動しました。
ガストンの発言力がなぜ、あの村で強いのかもしっかりと裏打ちされていました。
そして、ビーストとベルが心惹かれあう様子が、アニメよりも掘り下げられていたのが印象的です。その過程で、過去のトラウマやビーストが受けた仕打ち、ベルの両親の愛情が強く感じられました。
特にビーストはアニメでは教養があまりないとされていたのに、原作小説のように実はしっかりと読書歴があって、ベルと根本的に趣味が合うようになっていたのも良かったです。
ビーストが本を読むと知った時のベルの顔色がパッと明るくなるのがすごく可愛らしかった!アガサは端役っぽいのに名前が出てきたことで「ん?」と思わせる要素がありましたが、これはこれでアリだな、と。
ポット夫人やチップはアニメの方が表情豊かでキャラクターとしての愛嬌はあったかな~と。