リアルな世界とファンタジーの間
is さん
自分にも超人的な力があるのでは?と子どものころは誰でも想像してみることがあると思います。
平凡な現実世界に住んでいる視聴者をそのような想像世界へ引っ張って行ってくれるのが『ハリー・ポッターと賢者の石』。主人公は眼鏡をかけた冴えない男の子。両親を亡くし、親戚の家に居候するも、そこの家族からは意地悪な扱いを受けます。
そんな日常の中、魔法学校への入学許可が下りたのです。視聴者も、「ごく平凡な自分にも魔法学校から入学許可が下りるのでは?」と想像をかきたてられると思います。
その魔法学校の設定も本当の学校のようにリアル。私も外国の学校に行ったことあるので経験があるのですが、外国の学校には「ハウス」というシステムがあり、全ての全校生徒は4つある「ハウス」のうちの1つに属し、スポーツなどで団体として競い合います。
映画に出てくる、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンといった魔法学校のハウスシステムも既視感があります。魔法学校は私たちの知っている世界の延長線上にある、と感じさせてくれると思います。