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心あたたまる映画

かに さん

5

テレビで放送していたことがきっかけでみた、心が洗われるような映画だった。

ほとんど白黒の映画だが、時々カラーが入る映画で、最初はその切り替えのタイミングがわからないが、後半のある出来事でどのようにして切り替えられているのかがわかる。この演出がすごい。

また、最初に流れるドイツ語のセリフが非常にきれいで、何度きいてもドイツ語の美しさにしびれる。主人公は、人々の生活を見守る仕事をしているベルリンにいる天使たちの一人、ダニエル。

天使たちには人々の心の声が聞こえていて、つらい気持ちの人に天使がよりそい、慰める。舞台が戦後のドイツということもあり、人々の言葉も時代を感じさせるもので、普通の人たちが心の中で考えていること、彼らの人生について考えることなどが、心にしみじみとしみる。

そんな天使たちの生活の中、一人の天使、ダニエルが人間に恋をする。好きになったのは、サーカス団のブランコのりの女性。彼女のために、ダニエルは、天使をやめて人間界に行くことを決意する。

人間界に行ったダニエルは彼女と結ばれるというハッピーエンドだ。心があたたまる映画なので、忙しい生活につかれた人にみてほしい。

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