そこには男のロマンがあります
mikiniki さん
ジブリ映画といえばどこかファミリー向けというイメージがありますが、この紅の豚だけはどこか男のロマンを追っている作品という印象です。
なぜ、豚なのかという問題もありますが、豚がカッコつけて男をやっているところにもなにやらロマンを感じてしまいます。
カーチスとポルコの飛行艇での戦闘シーンからボクシング対決での流れなど所詮は男の争いなんてこんな感じで馬鹿げたものというオマージュのようにも取れます。
ですが、ポルコが見せる随所のでのきらりと光るカッコよさもまたこの作品の魅力です。
政府のスパイから逃走するときのポルコや、フィオの寝顔を見るときのポルコなど、かつて人間だったころのかっこよかったポルコが垣間見られる瞬間もまた男のロマンを感じます。
あまり深いことは考えず、カッコいいポルコを感じてもらいたいと思います。