監督: 中村義洋
出演: 大野智、石原さとみ、鈴木亮平、知念侑李、マキタスポーツ、平祐奈、満島真之介、でんでん、きたろう、立川談春、國村隼、伊勢谷友介
「侍と忍者が戦う映画なんて、結局どれも同じでしょ?」と思っていませんか。あるいは、大人気アイドルが主演ということで「ファン向けの作品なんじゃないの?」と、少し構えてしまっている方もいるかもしれません。
せっかく貴重な時間を使って映画を観るなら、自分に合わない作品を選んで後悔したくないですよね。特に『忍びの国』のような独特な世界観を持つ作品は、実際に観た人の生の声や、具体的な見どころを知ってから判断したいと思うのが自然です。
この記事では、映画『忍びの国』を実際に視聴した人たちのリアルな口コミや感想をフラットな視点で分析し、この作品が持つ唯一無二の魅力を深掘りしていきます。
読み終える頃には、なぜこの映画が2017年の公開から時間が経ってもなお語り継がれるのか、その理由がはっきりと分かるはずです。アクション映画好きも、人間ドラマを重視する方も、新しいエンターテインメントの扉を開く準備をしましょう。
映画『忍びの国』ってどんな作品?
本作は、2017年7月1日に公開され、私たちが抱いている「格好いい忍者」のイメージを根本から覆すような、衝撃的な設定で話題を呼びました。舞台は戦国時代、織田信長の軍勢ですら恐れたといわれる「伊賀の国」が舞台です。
本作は、実在の史実である「天正伊賀の乱」を題材にしていますが、あくまでエンターテインメントとして再構築されたフィクション作品であることを念頭に置くと、より純粋に物語を楽しめるはずです。
豪華キャストとスタッフが集結
主演を務めるのは、嵐の大野智さんです。普段は怠け者で「金の亡者」でありながら、いざとなれば伊賀最強の忍びとして覚醒する無門(むもん)という難役を、その高い身体能力で見事に表現しています。
共演には石原さとみさん、伊勢谷友介さん、鈴木亮平さん、知念侑李さんといった華やかな顔ぶれが並びます。さらに立川談春さん、マキタスポーツさん、満島真之介さん、でんでんさんといった実力派も公式にクレジットされています。
監督は『殿、利息でござる!』『予告犯』『ゴールデンスランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』など、数々のヒット作を世に送り出してきた中村義洋さんが務め、ダイナミックな演出で観客を物語へと引き込みます。
原作はベストセラー作家・和田竜の同名小説
この映画の骨組みとなっているのは、『のぼうの城』で一躍脚光を浴びた和田竜さんのベストセラー小説です。和田竜さんの作品は、徹底した歴史リサーチに基づきながらも、現代的なスピード感と意外性に満ちているのが特徴ですよね。
『忍びの国』でもその筆致は健在で、「人間ではない」とまで称された伊賀の忍びたちの冷酷さと、それでも捨てきれない人間味の対比が見事に描かれています。単なる歴史ものではなく、現代の組織論にも通ずる深いメッセージが魅力です。
映画『忍びの国』の見どころは?
この作品の最大の見どころは、なんといっても「忍者 vs 侍」という王道の対決を、かつてない切り口で描いている点にあります。手に汗握るアクションシーンはもちろん、登場人物たちの複雑な心情の変化からも目が離せません。
具体的にどのようなポイントに注目して観るべきか、本作を語る上で欠かせない2つの大きな柱に分けて解説します。
常識を覆す「無門」のアクションスタイル
大野智さん演じる無門のアクションは、いわゆる「シュタタタッ」と走る典型的な忍者の動きとは一線を画しています。ダンスの経験に裏打ちされたしなやかさと、どこか脱力感のある動きから繰り出される予測不能な攻撃は、まさに芸術的です。
特に終盤の、鈴木亮平さん演じる下山平兵衛とのタイマン勝負は圧巻の一言に尽きます。身体能力を限界まで活かした泥臭くも鋭い攻防は、観ている側の呼吸を忘れてしまうほどの緊迫感があり、アクション映画としての完成度を押し上げています。
忍びの「非情さ」と「愛」の葛藤
伊賀の忍びたちは、親兄弟ですら金のために裏切るという、徹底した実利主義の世界で生きています。「虎狼(ころう)の族」と恐れられた彼らには、現代人が持つような道徳観が通用しないという設定が、物語に独特の緊迫感を与えています。
そんな冷徹な世界の中で、無門がお国に対して見せる一途な愛情が、物語に切ない彩りを添えています。最強の忍びでありながら妻には全く頭が上がらず、彼女に認められるためだけに命をかける無門の姿は、滑稽でありながらもどこか愛おしいものです。
映画『忍びの国』の口コミまとめ
実際に映画を観た人たちは、どのような点に注目し、どのような感想を抱いたのでしょうか。インターネット上に寄せられた多くの口コミを調査し、そのエッセンスを凝縮してご紹介します。これから視聴する際の参考にしてみてくださいね。
- 忍者の戦い方が斬新で、ダンスのようなリズム感のあるアクションに引き込まれた
- アイドル映画だと思って敬遠していたが、予想以上にストーリーが重厚で考えさせられた
- 主人公の無門がとにかく格好良く、普段のやる気のない姿とのギャップに痺れる
- 忍びたちのドライな人間関係と、ラストの感情の爆発の対比が凄まじい
- 豪華な俳優陣の共演が贅沢で、特に鈴木亮平さんの圧倒的な存在感に圧倒された
口コミからわかることは?
口コミを分析してみると、多くの人が「予想を裏切られた」と感じていることが分かります。単なる派手なエンタメ作品だと思って観始めたら、実は「人間とは何か」を問いかける深いテーマに直面した、という意見が目立ちます。
特に主演の大野智さんの演技に対する評価は非常に高く、彼のファンでなくても「無門はこの人にしか演じられない」と納得させる力があります。一方で、忍びたちの非情さに驚く声もありましたが、それこそが本作が描こうとしたリアリティなのでしょう。
また、コミカルなシーンとシリアスなシーンのバランスが絶妙で、大人から子供まで楽しめるという点も共通して挙げられていました。総じて、アクションと人間ドラマが非常に高いレベルで融合していることが、高い満足度につながっているようです。
映画『忍びの国』の配信状況は?
映画『忍びの国』はどこで視聴できるのでしょうか。メジャーな動画配信サービスのネットフリックスやアマゾンプライムビデオでは配信されているのでしょうか。
現時点での配信状況を確認すると、Amazonプライム・ビデオやU-NEXT、Huluといった主要なプラットフォームで配信されることがありますが、配信状況は時期や契約内容によって変動するため、事前の確認が欠かせません。
特定の時期に見放題対象となっていることもあれば、レンタル配信のみの場合もあります。また、Netflixについても国や配信時期により取り扱いが異なるため、現在視聴可能かどうかは各サイトの最新情報をチェックするようにしましょう。
もし配信サイトで見つからない場合は、TSUTAYA DISCASやGEO宅配レンタルを利用するのも手です。これらのレンタルサービスであれば、DVDの在庫がある限り視聴することができますし、特典映像を楽しめるメリットもあります。
映画『忍びの国』に似ている作品は?
『忍びの国』を観て、その独特な疾走感や人間ドラマに魅了されたなら、他にも楽しめる作品がきっとあります。ここでは、雰囲気やテーマ性が共通しているおすすめの映画を3つピックアップしました。
映画『関ヶ原』
戦国時代最大の合戦を描いた作品として、スケールの大きさが共通しています。こちらは石田三成と徳川家康の対立を主軸にしていますが、忍び(素破)の暗躍が非常に重要な役割を果たしており、情報戦の恐ろしさが描かれています。
岡田准一さん演じる三成の愚直なまでの「義」と、それを取り巻く忍びたちの生き様をぜひ見届けてください。
映画『るろうに剣心』
圧倒的な身体能力を活かしたスピード感あふれるアクションという点では、このシリーズに勝るものはありません。漫画原作らしい外連味のある演出と、実写ならではの迫力が融合している点が、『忍びの国』のアクションシーンに通ずるものがあります。
佐藤健さん演じる緋村剣心の葛藤は、無門が抱く「人間らしい感情」への戸惑いと重なる部分があるかもしれません。
映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』
黒澤明監督の名作を現代風にリメイクした本作は、手に汗握る脱出劇とエンターテインメント性の高さが魅力です。敵陣を突破していくスリルや、個性豊かなキャラクターたちのチームプレーは、本作の予測不能な展開を楽しめた方ならきっとハマるはずです。
アクションの爽快感と、絶体絶命の状況からどう切り抜けるかという知略の面白さを、存分に味わうことができる一作となっています。
映画『忍びの国』の感想・評価
映画『忍びの国』を見た人たちの感想・評価です。ご視聴を検討している方はぜひ参考にしてください。
4.5 (2件)本当の宝を手にした。
ニックネーム:ふうた さん
評価:
すごくテレビで流れていたのでどんなものか見てみようと思い見ることにしました。嵐の大野くんが出ているので好きという理由もありました。
忍びの話しなのでいろんなアクションが見れてとても楽しかったです。大野くんのキャラがとても面白かったです。
最後ハッピーエンドかと思ったら死んでしまったのがとても悲しくなりました。最強の忍びが死ぬとは思わなかったです。
最初はお金のために任務を頑張っていたけど運命の女に出会い仲間に出会いそのために任務をこなす姿に感動しました。
最強に強いのになんだかんだ思いやりもあってよかったと思いました。すごく動きが速くてどうに撮影してるだろうと思いました。家族で見ても楽しく見れると思います。小さい子供がいる人にはオススメしないです。
人を愛することを教えてくれる
ニックネーム:あおい さん
評価:
私は嵐の大野智さんの大ファンなのですが、この映画は大野さんが主演で、大野さん見たさに公開初日に映画館に観に行きました。
まず、この映画は戦国時代の伊賀の忍者たちの話で、私は歴史が好きなのでとても話が面白く感じました。
伊賀の忍者たちは人を人とも思わないゆえに孤狼の輩と呼ばれていて、ある十二評定の次男がくだらない争いで殺されてしまうところから物語が始まります。
その次男を殺したのが、大野さん演じる無門なのですが、この男も他と同様、命よりも金という性格です。
しかし、映画の最後で愛する妻を、他の忍者の欲望のままに殺されてしまい、命の尊さに初めて気づきます。
私はこの映画を見て、現代人にも思い当たる節があると思いました。人情のない世の中に生きる現代人に、人を愛するとは何か、ということを映画を通して教えてくれている気がしました。
堅苦しい映画ではないので、若い人たちに観てほしいです。また、大野さんのアクションシーンも見ものだったので、女の子たちにおすすめです。
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まとめ
映画『忍びの国』は、これまでの忍者映画の枠を大きく飛び越えた、新時代の時代劇エンターテインメントです。大野智さんという稀代の表現者が演じる無門の魅力、そして和田竜さんの原作が持つ物語の力が、観る者の心を掴んで離しません。
この映画は、爽快なアクションを楽しみたい人や、先が読めないトリッキーなストーリーを好む人にぜひおすすめしたいです。また、現代的なテンポの良さとキャラクターの魅力で、普段あまり時代劇を観ない若い世代の方でも、最後まで一気に楽しめるはずです。
一方で、史実に忠実で厳格な歴史ドラマを求めている方や、忍者を常に高潔なヒーローとして描いてほしいと願う方には、少し刺激が強すぎたり、設定が奇抜に感じられたりするかもしれません。しかし、その「違和感」こそが本作の新しい視点なのです。


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